生きるのがつらい日記

カウンセリング後の考察や普段思い付いたこと

切り離した感情を戻す作業

1年ぶりにカウンセリングに行った。

先生と話していて、私は普段から驚く程自分の感情を切り離して過ごしていることに気が付いた。

最近の出来事を話す過程で、「どうしてそうしようと思ったの?」という質問に対してひとつも答えられないのだ。

私の行動はいつも突拍子も無く衝動的で、自分で話していてもあの時どうして急に?と疑問を持つほどである。

極めつけは、どうして仕事を辞めたのかすらも分からないほどだった。

ふだんから自分が何を考えているのかよく分からないし、酷いときはその出来事すら忘れてしまうらしい。

 

そして後半のワークでいろんな感情に気付いた。

ワーク(特に名前もないので勝手にそう呼ぶ)というのは、私が自分の行動に対し何故こんなことをしたのか分からないというような時にするもので、

先生が「じゃあその時の自分に、どうしてこういう行動をしたの?と問いかけてみて」と私に言う。

数年前初めてこれをやったときははぁ?って思ったし、真剣に問いかけてみてもイマイチ進まないことが多く、結局先生が上手く私に答えを気づかせるというのが毎回恒例だったのだが、今回は驚くほどスムーズに答えが出てきた。

もちろん上記の質問一発ですぐに答えが出るわけではない。

答えに対してさらに質問を畳み掛けることで最深部の答えに到達出来る。

その中には自分でもこんな感情があったなんてと驚くものもあった。

しかしワークの中では自分の口から答えが出てくるのだ。

 

結果、仕事を何故辞めてしまったのかについてもハッキリしたし、思いつく限りの「どうしてその行動をしたのか」という問題について殆ど納得することができた。

どうして今日はこんなにすぐに答えに辿りつけるのかと聞いたら成長しているかららしい

 

 

3時間のカウンセリングの後、タバコを吸いにベランダに出ると、いつもより景色が濃く鮮やかに見え驚いた。

この感触は以前にもあった。自分の感情を思い出すと、急に部屋の雰囲気が変わり、見るもの全てが鮮やかに見える。

どうしてもっと早く来なかったんだろうと思ったが、まぁしかたない

感情を切り離すというのは一種の自己防衛であるのだし、ある意味便利な物と思うけど、切り離すと美しいものを美しいとすら思えなくなるのだと思った。